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〜静岡追加公演!〜「Invitation to Yuzz」

2003年5月19日

追加公演!
 こんなのって初めてです。小学校のコンサートで3年連続っていうのは経験しましたが、ホールでのコンサートは初めてです。なんたってチケットが完売・・・。しかも、大々的に宣伝する前に売切れてしまうとは。おそるべし静岡!新聞広告を急遽とめてもらうほどの盛況ぶりだったんです。そのコンサート、5月17日静岡市のしずぎんユーフォニアホールで開かれました。「ユズリン デビュー10周年記念コンサート」として、今回もピアニストの金井信さんとのジョイントです。ピアノ2台でこの10年間を綴っていきます。

 子ども達と歌ってきた歌あり、自分と等身大の歌あり、もちろん「南沙織」あり・・・と、思う存分歌わせていただきました。中でも今回の聞き所は「今じゃなきゃやだもん」の替え歌です。前回は「給食もりもり おかわリンジャー〜黄昏ぐびぐび 酔いどレンジャー」でしたが、実行委員の方から「あれはもういいから、他のにして」とはっきり言われ、ない頭をしぼって何とか構成できたのでした。

 「今じゃなきゃやだもん」は1998年発表の『DO MY BEST!』に収録した作品です。ダンス曲としても好評だし(振り付けは、とある新潟の古びた旅館のじゃりだらけの駐車場で完成)、メロディラインも豊かで(?)、何と言っても歌詞が鋭く(自分で言ってどうするのだ)、聞いている保護者の方や先生が、思わず苦笑してしまい、最後には耳をふさぎたくなるという名曲!(誰も言ってくれないので、自分で言ってしまうユズリンなのでした)

 この曲のテーマはもちろん「今じゃなきゃやだもん」。まずは、子ども達の思いを新たに「今じゃなきゃやだもん2003」としてお送りしました。続いては、現在の混沌とした政治に対して一般庶民の感覚から「平和じゃなきゃやだもん」。なぜか、会場からは大拍手!みなさんも感じている事は僕と同じだったんですね。最後に、元教員としても悩んでいた問題を鋭く問い詰めた「暇じゃなきゃやだもん」。金井氏の絶妙なピアノアレンジにのせて、沸きあがったコーナーとなったのでした。残念ながらここに歌詞を載せる事はできませんが、是非一度ライブを聞きに来てくださいね。

 もうひとつの聞き所。
 それは、「Invitation to Yuzz」。
 元々は、静岡のSBSラジオ「Invitation to Jazz」という長寿番組があり、それをもじったのでした。なぜなら、その番組の司会進行をしている方がわざわざコンサートにも来てくださり、出演してくださったのです。僕が子どもの頃から観ていた『テレビ夕刊』のアナウンスをしていた、今村政司さんという素敵な方なんです。

 今村さんとはラジオ番組の取材を通して知り合い、キ○ンビール大好き仲間ということも判明し、さらには3月にラジオ番組にも出演させていただいたんです。そして、5月25日に放送される「子ども達へ、そして子ども達から〜ユズリンからの音楽のメッセージ〜」があるのですが(SBS静岡放送)、その番組を作ってくださったのが、今村さんなのです。○リンビールを呑みながら、酔った頃を見計らい『コンサートに出演してほしい』と頼んだところ、快い返事をいただきました。
 会場に響く、アナウンサーとしてのつややかな声。もうそれだけで、みんなうっとり。中には「ねえねえ、これってさユズリンの声じゃないよね」と突然の今村さんの声に目をぱちくりする人も・・・。
 今村さんのナレーションに重ねるように、金井さんが「Invitation to Jazz」のテーマ曲を生演奏。そして、呼び出されるユズリン。雰囲気はばっちり大人の世界なのに、みんなが制止するのも聞かず、相変わらずアイドル路線を突っ走るユズリンなのでした。
 
 「それでは、ユズさんに(今村さんは、なぜか僕をこう呼ぶのが口癖)歌っていただきましょう。静岡市で流れている曲です。『秘密のとびらさMy Bag』」

 ああああああああああ、夢のような時間でした。だってさ、だってさ、こんな感じで歌わせてもらうなんて。まるで、ミュージックステーションっていうか、歌番組に出ているようでしょ!いっつもさ、自分でしゃべって、自分で弾いて、自分で歌うわけでしょ(当たり前だけど)、それがさ、ベテランアナウンサーの司会でいざなってもらえる・・・。なんたる幸せ(今、耳元に「ナンタルチア…わせ」っていう今村さんのだじゃれが聞こえたのは僕だけ?)。このコーナーの閉めも、今村さんの曲紹介で終わったのでした。

 「それでは、ご準備ください。ユズさんが歌います。この曲も大ヒットした曲ですね。南沙織さんの『純潔』。」

 今回のコンサートの魅力は、もちろん金井さんのピアノもあるのですが、来てくれている子ども達の歌声が響き渡るということです。僕の声に合わせて、子ども達が透き通った声で一緒に歌ってくれるんです。あたかも練習を重ねたかのように、コーラスのメンバーのように歌ってくれるんです。大人の方々は、実はそこにも酔いしれてしまうんです。みんなの歌に近づけてもらえるのは、こういう子ども達がいっぱいいてくれるからなんです。ありがとうの気持ちであふれています。たくさんの学校に呼ばれている、静岡市ならではのコンサートですね。

 さらに、この町には僕にとってのスーパーアドバイザーもいるんです。通称すぎちゃん。昨年の夏に、僕の番組を制作してくれたプロヂューサーです。僕にはわからない専門的な事をたくさんアドバイスしてくれる人です。アンコールでの曲「生命歌いましょう」でも、照明を工夫してくれました。僕の姿を見えなくするんです。僕が歌っているんではなく、全世界の人の共通の思いなんだという視点で、明かりを作ってくれました。
 
 音響のもろちゃん、実行委員会「WITH YOU」のみなさん。
 こんなに素敵な人がいる町、静岡。是非、あなたも一度、静岡市のコンサートに来てみてはいかがですか?もしも、コンサートがあるようでしたら、どんどんお知らせしますから、時間を作ってみてくださいね。

 ただし、注意を!
 静岡市でのコンサート、特に金井さんとのコンサートは長いです!3時間弱にもなりますので、体力をつけてから参加してくださいね。それでは、また。