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SBSまつりに参加してきましたよ

2004年4月6日

あんずの白い花が楽しませてくれました。
6年生を担任した時の国語の教材「あんずばやしのどろぼう」にちなんで植えた苗木でした。僕よりも小さかったのに、今では4mぐらいはあるのかなあ?ずいぶんと伸びました。でもね、まだ僕の方が太いで〜す!(ありゃりゃりゃ)

4日、春のSBS祭りに出演してきましたよ。
静岡市の青葉公園に作られた特設ステージ。そこにこの僕が出演するなんて、思ってもみませんでした。ほら、SBSがDVD『明日を夢見て』を製作してくれたでしょ?その縁での出演となったわけです。花冷えのする、しかも雨降りだと言うのに、たくさんの方が来てくださいました。しかもうれしいのは、小さな子ども達のみならず、良いお年の(?)方々まで、幅広い年齢層だったんです。これがうれしいじゃありませんか!

しかも、司会は「じいじ」こと今村アナウンサー!(詳細はDVDをご覧あれ!)
僕が子どもの頃から見ていた、あこがれのスター、テレビ夕刊のアナウンサーの今村さんです。その方の「さあ、みんなでユズリンを呼びましょう。せ〜の」という掛け声で会場のみなさんが声をかけてくれます。こんな幸せな時間、いいですよね、一生に一度くらい許されても。
オープニング曲は『きみがぼくの“元気”』。会場中が一緒に歌いだし、すわったまま踊ってくれる、まさに「お祭り」気分そのもの。ステージには大型モニターが2台も設置され、DVDの紹介も映し出されます。なんだか、まさに、まさにアイドル!
あ〜、ユズリンがまた壊れてゆく〜!
今村アナウンサーとの名コンビは続きます。不思議なもので、本当に落ち着いて話せるんです。相手あってこその、自分なんですね。

『笑顔がかさなれば』では、傘をさしている方もいらっしゃるというのに、手拍子をしてくださったり、新曲のはずの『きっとできる』なのに、もう一緒に歌っている人がいたり、「次の曲は『きみとぼくの間に』です…」と、今村さんが話すやいなや「やった〜!」と叫ぶ子がいたり、当然のように手話を始めたり。本当に待っていてくれたんですね。そりゃ、そうですよね。だって、本当に寒い日だったので、普通なら、帰ってしまいすよ。

この日、何よりもうれしかったのは、通っている学校や園、そして地域や年齢を飛び越えて、僕の歌をみなさんが一緒になって楽しんでくれた、歌ってくれた、手をつないでくれたということなんです。これは、僕の夢のひとつでもあるんです。テレビ等の商業ベースに乗って流される歌ではないのに、口コミで伝わるしかないのに、それなのに、知らない者同士が同じ思いを共有できる。いいんですよ。こういうの、夢だったんです。
道をすれちがったら、知らない子が『少年少女冒険隊』を歌っていた。なんだか、それだけで、もう、その子とは友達になったような、そんな春風気分なんです。

最後の曲『友達っていいな』では、SBSのスタッフの方々も勢ぞろいして、手遊びもしてくれました。もちろん、会場のみなさんもずっと前から友達だったように、肩を組んでくれます。この瞬間に、生命の輝きを感じるんですね。生きている喜びを感じるんですね。年齢とか、男女とかは関係なくて、みんな生きている仲間…なんですよね。これが、うれしくて。
アンコールもありました。僕の歌を好んでくださる方の集まりは、こわい!だって、いろいろな曲名が飛び出てくるからです。予定では『スタートライン』のみだったのですが、『DO MY BEST!』もピアノで1番だけ歌わせてもらいました。と言っても、もうみんなが歌いだすんだけどね。コンサート後の販売会にも、まあ、たくさんの方が並んでくださいました。雨に濡れながらも、サインを求めてくださるんです。一人ずつ、握手させてもらうのですが、みんな手が冷たくなっちゃって…。それでも、待っていてくれて、話しかけてくださるんです。この場をお借りしてお礼を「本当にありがとうございました。」こうして、愉快な一日は、あっという間に過ぎていったのでした。

希望しなかったのに、転勤…だとか、仲良かった友達と離ればなれ…とか、辛くてせつない手紙がたくさん届きます。僕も教員時代は味わっていたので、痛いほどわかります。でもね、最後に書いてある一文に救われるんです。

「きっと○○ができるって思いながら、歩きます。」

花冷えのする雨の日曜日でしたが、心はほんわか、あったまりました。いえ、暖めてもらえました。さあ4月です。また、全国へと歌いに旅立ちますよ。みなさん、待っていてくださいね。一人ひとりの「きっとできる」を少しでも実現できるように、歌いに歩きますからね。僕の「きっとできる」も、芽吹かせなきゃ!ね!