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そよ風にのって、花びら便り

2005年05月31日

へんちゃか ぺんちゃか つばめ飛ぶ
わしが若い頃はのう、軒先につばめの巣があったんじゃ。みな、喜んでおったわい。「つばめが家に巣を作ると縁起がいい」と言ってのう。ひなが落ちないように、台をこさえたりして、大事に見守ったんじゃよ。
この頃だと、糞が汚いとか鳴き声がうるさいとか(さえずりと言うんじゃよ)で、寄せ付けない人もいるそうじゃ。ま、つばめだって巣作りする環境は選ぶんじゃろうがね…。
害虫と呼んでいる虫も、昔は、やもり、くもが食べてくれていたんじゃよ。今は、ほとんど薬に頼っておる。人が他の生き物と一緒に生活することは、もう無理なのかのう。「抗菌・抗菌」と騒ぐきれい好きな人間の行く末が、心配じゃよ。
もうすぐ、ひなも飛び立つのかのう。また来年も来てくれぞなもし。


今年は、すごい!
何がってね、花がたくさん咲くんですよ。
梅からはじまった早春。桜も、もくれんも、あんずも、驚くほどの花盛りだったんですよ。特に紫もくれんの成長には、目を見張りました。昨年は二輪だったのに、今年はいっぱい!(三以上の表現は「いっぱい」としかできない、おぼっちゃまなのでありました!?) 今はね、ハナミズキの白い花、そして紫陽花もいっぱい、いっぱい花が咲きそうです。あさがおの芽も数え切れないほど出たんですよ(これは、本当に数え切れないのだ)。みなさんが育てている植物、どうですか?芽が出ていますか?


「来年の春に、私、退職なんです。」
そんな先生が学校コンサートに呼んでくださいました。名前を聞いた時に、記憶力の良いおぼっちゃま(うっそだ〜、人の名前、なかなか覚えないくせに)、ぴんときましたよ。というのはね、過去にも呼んでくださった方だったんです。もう定年なんて驚きです。
「教員生活の最後にね、子ども達や職場の先生方に、ゆずりんの歌を贈りたかったの。」
給食だけが唯一のちゃんとした食事・・・という子も少なくない地域だとか。正直言って、ずっと話しまくっている子や、ふざけていて聞いてくれない子もいたんです(だから、説教アイドルとしてちゃんと注意しましたよ)。でもね、その退職まぢかの先生の目は、子ども達をたしかに、いとおしんでいたんです。慈愛に満ちたまなざしでした、うんうん。
「あの子が、あんなに真剣に話を聞くなんて。あの子達、あんなにまっすぐ手をあげたことなんてないのよ。初めて見たわ。」
帰る時、校舎の窓からたくさんの子が顔を出して、ゆずり〜んと叫びながら、手を振ってくれたのでした。叱ってしまったというのに、やっぱりアイドルとして見抜かれていたんだ・・・。子どもの感性って怖い!(はいはい)


「私、今までね、中学校で音楽を教えていたの。小学校に来て何を歌ったらいいのかわからなくて、ずっと探していたのね。そんな時、同僚が教えてくれた歌、それが、ゆずりんの歌だったのよ。」
その先生いわく、いいですか?あくまでも、その先生が言ったんですよ!
「子ども達の歌う姿が、他の曲の時とは違って元気いっぱいなのよ。それにね、目がキラキラしているの。この歌には、何か秘密があるに違いないわ。この人を呼ばなきゃ!」
ごめんなさい、ちょっと大げさに書いてみました・・・反省おぼっちゃま。

友達っていいよね、一人じゃないんだよねとか、生きているってさあ、理屈抜きに楽しいよね、とかを感じてほしくて創った歌の数々。そして、それを実践するための研究所。なんだか、その先生や子ども達に太鼓判を押してもらった気分です。素直に嬉しかったです。
「もう、六年生ったら!いつもは、もっと歌うんですよ。緊張しちゃったのかしら。」
終了後の先生、怒っているんだか、自慢しているんだか、なんだか妙にはずんでいましたっけ。

写真 体育館のそでが、おぼっちゃまの控え室。全国をまわれば、様々な経験もしていますが、この先生が用意してくださった、湯飲みや、お手ふき、花、お菓子。なんだか、これだけで、体育館のそでが和室へと変身し、心あたたまる和みの温泉宿に変わるのでした。教員の忙しさを知っているだけに、感謝に耐えません。ありがとう、本当にありがとう。


写真 「ゆずりん、はい、これ!」
静岡県の宇佐美でのコンサートでした。開場する前に、実行委員の方に連れられて、一人の小学生の女の子が、花をプレゼントしてくれました。なんと、自分のおこづかいで用意してくれた、黄色のバラの花!ひと枝に、何輪もの花を持ったバラでした。他に自分のほしいものがあっただろうに、そんなにたくさんもらえるはずのないお小遣いなのに。そう思うと、なんだかいじらしくて、涙をこらえるおぼっちゃまなのでした。ウウッ、アイドルってつらい・・・(はいはい)。

写真 そんな宇佐美の「ドキドキ・わくわくコンサート」。
今年で二回目なんですが、ここの特徴は、何と言っても実行委員に主婦や子どもが多いということなんです(ニューサマーオレンジと命名)。全国で開かれている『おぼっちゃまのアイドルスマイルコンサート』(いつから、そんな名前になったの〜?)、どちらかと言えば、教員や保育士さんが中心となって運営してくださいます。しかし、ここは地域の方が主体なんです。練習もかなりやった様子。ダンスなんか空間構成ができているし、歌も完成されているし、もう驚くばかり!
昨年のコンサートを見に来てくれていた教育委員会の方が、「いやあ、ユズリンってかわいいねえ…」じゃなくて、「じつに、良い事をしているねえ」と言って、予算を少しだけど付けてくれたり、学校の部屋を貸してくださったりと、認めてくれたんだそうです。ユズリンのかわいさって、じゃなくて、母親の力って、偉大ですね。まいりました。

しかしですよ、父親も黙っていないのが、この宇佐美。
「うちのだんな、笑顔でいきましょうを踊れるんですよ。」
うっそ〜!なんでなの?どぼじで?どぼじで!
だって、まだビデオも出ていないし、いわゆる、サマカレ実行委員ではないから、練習会にも参加していないでしょ。しかも八百屋さんのご主人だし・・・。う〜ん、わからん! しかし、翌日の三島そよかぜカレッジでは、踊ってもらってしまったのでした!いえ、呼び出して躍らせてしまったのでした!み・みごと! でもでもね、いったい、なんで踊れるの〜? これじゃ、夜も眠れないよ〜!っと、八時には熟睡していた、おぼっちゃまなのでした。
来年の宇佐美コンサートでは、父親ダンサーズも結成されるとか!(と言うか、おぼっちゃまが勝手に決めたんだよねえ) これまた、楽しみです。


おぼっちゃまも全国を駆け巡り、元気に歌っているようじゃな。よしよし。こういう花びら便りが見えるというのは、ありがたいことじゃて。
最近じゃあ、研究所のこぼちゃん、おお、違ったわい、まっちゃんとも息が合っているそうじゃよ。ピカリンといるとついつい甘えてしまい頼ってしまうそうじゃが、こぼちゃんとだと、おお、違った、まっちゃんとだと、あんなおぼっちゃまでも、おお、こりゃ失礼、「あんな」は余計じゃったのう、しっかりするそうじゃよ。立場が人を作るとは、よく言ったもんじゃなあ。
ただのう、わしゃ心配なんじゃ。おぼっちゃまの体が・・・。気のせいか、ダンス指導の後、エアーサ○ン○スの香りが漂っておるんじゃが・・・。気のせいかのう・・・。

へんちゃか ぺんちゃか やっぱり臭うぞなもし