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ブヒブヒッライブは3時間半!

2006.5.10

写真

陽を求め 天まで届けと 葉が伸びる へんちゃか ぺんちゃか

連休中に、ダンスビデオの撮影があったそうじゃよ。

柚坊は、『耳済ませて 目を開いて』、『おやすみスヤスヤ おやすミンジャー』の2曲を踊ったそうじゃ。13年前のビデオ撮りの時は、間違えてばかりで何回も何回も撮り直ししとったのに、それが今じゃどうじゃ。ほぼ、一回でOKじゃよ。年月が培ってくれるものは、たいしたものじゃな。経験は積むものじゃ。

しっかし、パジャマを着て踊るっちゅう柚坊…。ふ〜む、まあよかろう。わざわざ、そのために新しいピンクのパジャマを百貨店に出向いて、買ってきたようじゃ。ま、笑ってくだされや。今回は足元にも注目じゃ!なんせ、パジャマゆえに、素足じゃよ、素足!

写真そうじゃ、そうじゃ。なんでも、過去のダンスビデオが整理され、新しく「ユズリン・ダンス」としてDVDで生まれ変わるそうじゃ。柚坊いわく……「あんなの、絶対に買わないでちょうだいな。だって、だって、昔の顔や体型がばれてしまうから」……じゃと。わしもちょこっと観たが、買ってほしくない理由、理解できるぞなもし。おお、なんて、あわれな柚坊の姿が……。っちゅうわけで、あんたはん、くれぐれも買ってはいけないぞなもし!頼みますでな(って、音楽センターのみなさんが泣くでしょ!)。

みなさん、この休みはいかがお過ごしでしたか?

わたくし、お坊ちゃまはですね、広島の小さなライブハウス(club cream)で、大きな経験をしてきましたよ!ついに、かわいいだけのアイドルから、燃えているロックバンドに転身か!なんて噂も微塵もなく、定員を超える方々が、飲み物片手に(中には両手の方も)、なんと3時間半ものステージを楽しんでくださったのです(と思うんだけど、まさか呑みに来ただけ?)。

写真この企画は、広島の岩井さんというご夫妻の主催なんです。ほら、「みんな生まれる」の作詞の良憲君のご両親です。昨年は、お寺での供養コンサートだったのですが(詳細は、2005年5月12日の日記を)、どういったわけか、今回はライブハウス!チケットも、あっという間に売り切れてしまったのでありました。

「やっぱねえ!お坊ちゃまの人気はすっごいよね〜!やっぱねえ!やっぱねえ!」

と、喜んでいたら大間違い!実は、今回のライブは、かの有名な天才ピアニスト「金井信氏」とのジョイントだったのです。それゆえ、あっという間に完売!岩井さんは、お断りの対応に汗びっしょりで、やせ細ってしまったとか…。

写真そりゃ、そうですよね。

金井さんとのジョイントは、過去、静岡、名古屋、京都、神戸、大宮で開かれ、どこも大盛況でした。それが、まさか、あんなに遠い(あくまでも東京から見た場合です、悪しからず)広島で実現できるとは!

広島県では、たくさんの小学校(すでに98校)に呼ばれているのに、なぜだか冬のコンサートでは満席にならず、どうしてなんだろう?といつも悩んでいたんですが、今回のライブではっきりしてしまいました。そうです、やはり、金井信氏の実力だったのです。そして、何よりも、すべては岩井さんのおかげでもあり、音響・照明の「篠本照明」様の絶大なる協力あってのこと(本当にありがとう、社長の谷やん、大木部長、ヒガッキー、そして、まこブヒッ君)。

新曲の『耳済ませて 目を開いて』の小粋なダンスから始まり、今は絶版となってしまったアルバムから2台のピアノでの『DREAM,TOGETHER』に続きます(この曲、好きなんだけどなあ。また、いつか復活させます!)。二人の音楽のルーツやら、替え歌やら、まあ、にぎやかな一部でした。

この日のライブが長くなった原因のひとつ、それは、アルコール…があったのです!

写真今回、大人だけの入場だったので、みなさん、まあほろ酔い加減で(中には、泥酔に近い方もいたような。そ、そうです。例の「予算がもうないから」のあの方もです。午後3時からちびちびやっていたとか…。まいりました)。そんなわけで、「休憩時間も長くしてくれ〜」という嘆願におされ、約30分近い休憩になってしまったのでした。

え?まこりん(金井さんのことです)とお坊ちゃまですか?呑むわけないでしょ!なんたって、責任感あふれる二人ですからね、うっひょっひょ。

写真二部では、天才ピアニストならではの「映画音楽メドレー」。

今回の参加者は、みごとなまでの老若男女!まこりんは、一部での反応やら、年齢層をきちんと把握し、最近の作品のみならず、過去30〜40年前の作品のテーマ曲までを織り交ぜて、演奏したのでした。さ、さすがです! 昔の映画音楽が流れ出すと、「おお〜!」と笑顔になり、歓声を上げていた、教専寺の和尚様でありました(あ、実名出しちゃった)。

『長い人生の途中で(広島編)』もあり、当然新しいアルバムからの選曲(『やくそく』、『星が降るように』、『心うらはら』、『あなたを歌う』…泣けた、泣けた)で、あっという間に夜は更けていくのでありました。

アンコール前で時計を見たら21時半! あせっているのはお坊ちゃまだけという不思議な空間。誰一人として帰ろうとせず、どっぷりとライブとアルコールにつかってくださっていたお客様でありました。それどころか、長崎名物のおくんちの掛け声「もってこ〜い」(アンコール)が乱れ飛んだ、アルコールの香りに包まれたライブハウスなのでした。

この日の圧巻は、そのアンコールでの「みんな生まれる」でした。

さすが、広島!良憲君の歌が、みごとなまでに広がっているんですね。これぞライブ!という感じで、みなさん楽譜も見ずに歌ってくださるんです。縦ノリではありませんが、横揺れの熱狂大合唱になったのでした(人は、それをお経と言うとか…)。和尚様が、実ににこやかに会場のみなさんを見守ってくださっていました。本当に、本当に嬉しそうな、仏様のようなお顔でした。

写真さらに、もう一曲。

「笑顔でいきましょう」です。

昨年は、カラオケで歌い踊ることしかできなかった曲が、またまたまこりんの力で生まれ変わりました。これがあの曲なの?という雰囲気がまったく違うバラードから始まり、最後にはジャズ風になっていったのでした。会場のみなさんも、ぐんぐん体が前のめりになっていきます。涙ぐむ人までいたほどです…。お坊ちゃまも、ついその世界に入ってしまい、途中、マイクをはずしての、静かな、静かな熱唱になっていったのでした。

これは、ぜひとも来れなかったみなさまにも聞いていただきたいなあと思っています。そうだ!来年発売予定のCD『Invitation to YUZZ 2』に収録しちゃおうっと(え?もう、決まっているのかって。そうです!決まっているんです、お坊ちゃまの中だけでね)。どうか、お楽しみに!

たくさんの人の力が集まってこそ、充実した時間が生まれるんですね。一人の人だけが、全部を仕切っては、うまくいかないことを改めて思い知らされました。これからも、たくさんの人の力を借りながら、歌わせてくださいね。

写真柚坊は、その2〜3日後に、今年度初めての小学校コンサートがあったそうじゃよ。緊張しながら、京都の小学校に向かったのじゃが、これまたおだやかな校長先生に対面し、子ども達のきれいな「WITH YOU」の歓迎の歌声に迎えられ、自分の力を出し尽くせたそうじゃよ。ほんに、ほんに、人に生かしてもらえるんじゃのう。おおっ、忘れておった。この小学校では先生方が踊ってくれて、コンサートを盛り上げてくれたそうじゃよ。曲目かい?それはのう「今じゃなきゃやだもん」じゃ。おだやかな校長先生までもが、子ども達から借りたランドセルをしょって、踊ってくれたんじゃよ。ええ学校じゃった。また、今年も、こんな出会いを求めて、柚坊は旅するでのう。皆の衆、よろしく頼みますぞえ。

教員が やる時にやらねば 伝わらない(校長先生談) へんちゃか ぺんちゃか