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6年前の種が 花を咲かせました…あきらめない大人

2007/02/13

雪見風呂 入ることなく 梅の花 へんちゃか ぺんちゃか

ぬくといのう。
冬という感じもなく、もう春になってしまうのかのう。
神経痛は痛まずに済んだが、この夏がこわいのう。どうか、天変地異など起こりませんように。おおっ、神など信じていないわしが、つい拝んでしまったぞい。そうじゃなあ、自然の全てが、もしかしたら、わしらを生かしてくれている「神」なのかもしれんのう。きっとこんな時、うちの柚坊は言うに決まっておるぞえ…「神」よりも「髪」をくれ〜…とな。


全国48人(おっ、一人増えている!)の「ユズリンと駆け抜ける 青春17歳の会」(なんじゃこの会は?また、いつの間に結成したんだ?)のみなさま、お元気ですか?心配かけました風邪ですが、お坊ちゃまは毎日、節制ある生活を続け、みごとに克服いたしました!はい、拍手、拍手!ありがとう、ありがとう。うう、涙が出る〜(って…)。

声が出ないのが、いちばん苦しいのです。
悲しいのです。
逃げたくなるのです。
教員時代は甘えていたんですね。休めるって…。でも、当たり前のことながら、今は休めませんから、体調を整えることに一所懸命です。「このサプリが良いんだよ」「この飴も、喉に効くよ」「今度出る○○○はね、毛根を元気にするんだぜ」などと聞けばすぐに買ってしまう、情報に流されやすいお坊ちゃまなのでありました。

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さてさて、レコーディング後、休む間もなく小学校コンサートは続いています。先週は奈良教育大学附属小学校、三重県松阪市の伊勢寺小学校、そして、同じく三重県名張市の赤目小学校におじゃましました(あれまあ、珍しい。学校名を書くなんて!よっぽど嬉しかったんだな)。どの小学校も笑顔いっぱいで、歌声が体育館にあふれました。ほんと、全国の子ども達の笑顔は、なんら変わりませんね。身をもって体験していますので、間違いないです。ほら、この絵を見てください。僕の歌の題名で、世界を広げて描いてくれたんですよ。いいでしょ?でしょ、でしょ?

どこの小学校とは言えませんが(って、この三校のうちのどれかでしょ?まったく、わかりやすいんだから)、お坊ちゃまを呼ぶために、自らPTA会長に立候補してくださったお父さんがいたんです。なんとしてもコンサートを開きたいって、子ども達に聞かせたいって。そんなにまで考えてくださって、本当に身に余る光栄です。そうそう、前にもPTAの役員に立候補してくださった、素敵なお母様もいましたねえ。

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また、別の小学校では、保育士をなさっているお母さんが、やはりわが子の小学校に「アイドルお坊ちゃま」を呼びたいと(思ってない、思ってない。アイドルお坊ちゃまとは思ってないってば!)、担任の先生にCDを紹介することから始めてくださったんです。でも、教員は転勤があるでしょ?やっと教室で歌ってくれたと思ったら、「はい、さよな〜ら〜よ」ってなわけで学校全体には広がらず…。しかしですぞ、このお母さんは、それにもめげずに「きっと、いつか」と思い続け、毎年、この「ユズリンCD 愛のプレゼント大作戦」をし続けて、ようやく実現させたのでした。この地道な種まきを始めた当時、一年生だったお子さんが、なんともう六年生になっていたんです。本当に、最後の最後のチャンスだったんですね。それを知って、帰りの電車の中で涙してしまいました。

「あきらめたら、おしまい。」
いつも、子ども達に話している言葉です。これを実践してくれている“大人”の姿を、もっともっと伝えたいなあ。コンサートでも、ラジオでも、機会あるごとに、もっともっと「みんなの周りにはね、こういうふうに、夢を持っている大人が、いっぱい生きているんだよ」って、伝えなければ…ね。

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さてさて、新しいアルバムの曲目はすでにお伝えしましたが、「これじゃあさあ、まだ、よくわかんないんだよね」というお便りも届いておりますので、ちょっとずつですが、お伝えしていきましょうね。

「レールの果ては見えないけど」……まあ、大変でした。って言うのは、レコーディングは先に伴奏だけを録音するのです。金井さんのピアノを中心に、玉木正昭さんのドラムスや、ベース、ギター、弦楽器や管楽器…。楽曲によって楽器の構成は変わりますが、まず、いわゆる「カラオケ」を作るわけです。その間、お坊ちゃまは何をしているかと言うと、仮歌(かりうた)を歌います。伴奏してくれるバンドのメンバーが、雰囲気をより出せるように、もちろん真剣に、本番のように心込めて歌うんですね。と、ところがこの曲、かなり夜遅い時間帯の録音になってしまいました。早寝早起きのお坊ちゃまですから、なんとなく想像できますよね?そうなんです、もう、声が出なくなってしまっていたんです。さらに、過去の録音よりも、一音高いキーで、今回は歌うことにしたんです。

ま、なんていうか、10年以上の経験が、こんなお坊ちゃまの声でも鍛えてくれたんですね。普通は年齢と共にキーは下がるのですが、お坊ちゃまは、まだまだ上がるのみ!(ってことは、やっぱりアイドルっていうこと?だよねえ、だ〜よねえ。はい、みなさんお約束どおり、さんはい「やっぱねえ!」)

あ、そんな事はどうでもよくて、悲惨な声で歌いながら、わたくし思うのでありました。
「ダメだ、声が出ない!元のままのキーに戻してもらおうかな?でもなあ、今さらキーを下げてなんて言えないしなあ。ど、どうしよう、どうしよう…。」
などと考えている間に、この曲の録音は終了していたのでありました。ちゃんちゃん!
でもね、本当の歌の録音の時には、みごとに声は出ましたよ。それどころか、ハーモニーはさらに高い音で歌っていますので、「おっ、やるじゃん」「よっ、スーパーアイドル!」「憎いよ、この〜!」と叫びながら、聞いてくださいね(普通はしないよね…)。

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編曲の金井さんが、みごとな技を展開してくれています。この曲を知っているあなたが聞いたら、「あれ?これってなんの曲?」と、最初はわからないでしょう。しかし、どこかにちゃんと僕がデモテープ時代に作ったメロディも隠されていますからね。そんな事をさがすのも、楽しみのひとつになる、今回のアルバムです。

あ、いっけない。
もう、出かける時間になっちゃった。まったまた、ごめんなさ〜い。後の曲は、まったね〜。バッハッハ〜イ!(もうこの終わり方には慣らされた…)


楽しみは、後に残す。
これまた、いいもんじゃのう。今週は、初の奄美大島コンサートがあるそうじゃよ。うわさじゃあ、すでに半袖のシャツが必要なようじゃ。楽しみじゃのう。ほんで、鹿児島県の大口市でもコンサートじゃ。別府にも回って戻ってくるようじゃよ。こりゃ、温泉三昧じゃの、うっひょっひょ。うちの柚坊は、九州というとなぜか顔が真っ赤になるんだわい。わかるかのう?そうじゃよ。焼酎っちゅうもんがあってのう。ほんに、うまいらしいぞえ。それに、なんたって「もう予算がないから」の例のあの人が、ずっと一緒じゃと。こりゃ、ほんに心配じゃ。

早春の 海に明日が 映るかな へんちゃか ぺんちゃか