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奄美便りだよ!その3

2010/02/25

梅 めだか 水仙 めじろ 沈丁花 へんちゃか ぺんちゃか

水ぬるむ頃になったのう。
しっかりと、春は近づいているんじゃな。人それぞれに、春を感じるものは違うと思うが、どうじゃい、あんたはんも、何かあるかい?柚坊はのう、情けないことに、目がかゆいんだそうじゃ。花粉症とかいうやつじゃな。
「うわおっ!かゆい~!は、春だ~!」
と、叫んでおったわい。風情なんぞ、そっちのけじゃ。トホホ…。


初めての満席、立ち見!もう、大感激でした!

今回の奄美大島「研究部長」コンサート!(そう、書いてあったんだよ~。)
なんと、満席!
しかも、立ち見続出!
四年の歳月が、人と人をつなげてくださったのですね。ありがたいことです。

その「つながり」のひとつが、奄美の子ども達!
公民館の目の前の小学校の先生が、昨年のコンサートで気に入ってくださり(たぶん)、どんどん、学校に歌を取り入れてくださったんです。

奄美の子ども達の踊り「みんな輝け!」 きれいでした奄美ゆえ、「島唄」を大事にしている町なんですね。
だから、子ども達にも、なるべくならば「島唄」を受け継いでもらいたい…その願いがあるにもかかわらず、こんな得体の知れないお坊ちゃまのCDも、給食の時間とかに流してくださったんです(放送の先生、ありがとう!)。


そして、広めてくださった先生はと言えば、ただ歌うだけじゃなくて、子ども達と共に、なんと、ダンスまで創作!

「学校パラダイス」・・・う、うまい!かっこいい!しか~し、しか~し、ああ、惜し~い!

奄美の小学生も大活躍!さあ、テレパシーを送るよ~!って言うのはね、この踊りのビデオが届いたのが、「TEAM EARTH」のダンスDVDが完成しちゃってからなんだよ!これがさあ、その前だったら、大阪の子ども達・伊東の子ども達・奄美の子ども達と、なんとも幅広い構成になったのに~!うううううっ、残念!


それにしても、この曲「学校パラダイス」って、なぜか密かな人気があるんだよねえ。子ども達にね(密かじゃなくて、大っぴらでいいんだけど…)。


ものすごく、きびきび動ける小学校の子ども達、いつも笑顔で、はきはきしている先生のおかげで、お家の方も来てくださり、それで、立ち見になったんだよなあ。ありがたいなあ。ありがたいなあ。

そして、ふたつめの「つながり」の種は、はい、こちら!
見てちょうだい!見てちょうだい!これ、これ!

またまた登場!奄美の「○尻おばちゃん」だよ!そうです、「奄美のおばちゃん」こと、川○くん!
打ち合わせも何もなく、いきなりさ~!
あたかも、予定にすべて、すべて入っていたかのように、ごくごく自然にこなしてしまうわけさ。


昨年までのメンバーを何倍にも増加させ、知らぬ間に「チーム・おばちゃん」ができあがっていたのでありました。極めつけは、はい、出ました、この三人!

奄美の「ドリームガールズ」だとか…。もう、言葉が出ませんでした○尻おばちゃんいわく、「ドリームガールズ」なんだそうで。
完全に、お株を奪われた、かわいそうなお坊ちゃまなのでありました(本当はメンバーに入れてほしかったんだろうって?ち、違うわい!)。


でもさ、真面目にリコーダーにも取り組んでくれたし(練習するたびに、ぐんぐん上手になるんだよ!)、アコーディオンでも伴奏に加わってくれたし(「一人じゃできないから」)、素晴らしく豊かな感性の持ち主ばかりでした!だから、スキなんだよなあ。あ、いけない。こんなふうに書いちゃうと、また、来年「たくらむ」よね?危ない、危ない…。

養護学校の先生方も大活躍!アコーディオン、哀愁ある響きでしたこの仲間のおかげでも、たくさんの方々が足を運んでくれたわけですよ。うんうん、仲間っていいね。こうやってさ、集まれる時に、集まってくれるって、なんとも頼もしいよね。



奄美と言えば、そのイメージで書いた、お坊ちゃまの名曲があるでしょ?
えっ?知らない?わからない? ああ、ごめんなさい。名曲っていうか、迷曲ね、迷曲!
そうそう、「みんな輝け!」だよね。

ちじん(太鼓)も加わって、ライブ感いっぱい!今回、なんと、本物の三味線(奄美は、三線じゃないんだね)と、太鼓「チジン」、そして、鳴り物で、演奏できたんです。本物の空気の中で、思わず、ピアノも弾むんだよなあ。しかも、またまた、これに奄美の子ども達が踊りをつけてくれてあってね。優雅な、きれいな「舞」だったのです!会場中が、夏気分(っていうか、当日24度以上の気温で、湿度もあって、汗だらだらさ~)!

みんなで、生きている喜びを歌い上げることができたように感じたのは、お坊ちゃまだけでしょうか?いやいや、きっと、会場のみなさまも、そう思ってくれたはず(この前向きな性格、いいよね)。

「みんな輝け!」ついに、本物の三味線だよ!でね、最後に歌った「夢があれば」でさ、泣かされちゃったんだ。
静かなイントロの中、歌いだしたお坊ちゃま…。
しかし、耳を澄ませば、どこからともなく聞こえてくる、歌声…。

ふと、会場に目をやれば、な、なんと、前から二列目に座っている、一人の男の子が(高校生くらいかな?)、一緒にすべて歌っているではありませんか!しかも、歌詞も完璧!

「あれ?この曲は、去年の四月に出版したばかりだから、まだ、奄美では知られていないはずなんだけど。」
と思いながら、不思議に感じながら、首を傾げながら、それでも嬉しくなって、マイクを近づけてみれば、堂々と歌ってくれるんです!

この歌、ちょいとキーが高いのですが、それでも、声を張り上げて、歌ってくれるんです。

あ、ダメ…。
な、涙が…。


会場から「夢があれば」を熱唱してくれました彼の一所懸命な姿が、目に飛び込んできて、その後、歌えなくなってしまったのでした。
もちろん、会場中、彼への割れんばかりの拍手が響いたこと、わかりますよね?


こうして、笑顔と涙の中、奄美のコンサートも幕を閉じるのでありました。
あ、そうそう、来年も2月11日(金)に決定しましたよ!次回は、あなたも来てみませんか?きっと、奄美の風が、あなたの傷ついた心を抱いてくれますからね。
じゃ、奄美でね~!(って、その前にコンサートはないのかい!)


なんでも、今回は、本州からも14~5人参加したそうじゃよ。
みな、それぞれに出発し、それぞれの楽しみ方を満喫したようじゃ。で、ついでに「柚坊 独演会」っちゅうことじゃな。ついでじゃ!ついでが、ええのう!ほんまに、ありがたいぞえ。
ほんだば、まったのう!ジッジヨ~ン!

沖縄のビール「オリオンビール」に夜は更けてゆくのであった

夕方の どしゃぶり へっちゃら オリオンビール へんちゃか ぺんちゃか