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寒さも吹っ飛ぶよ!

2012/02/01

年初め うれしい出会いに 満ちあふれ へんちゃか ぺんちゃか

2012年も、もうひと月が過ぎてしまいましたね。
みなさま、お元気ですか?

例年より寒い冬、雪国の方の苦労を思うと、へらへらできませんが、やっぱり、ニコニコしてしまうのでありました。というのも、なんとも素敵な時間を過ごさせていただいているからなんです。

今年のスタートは、愛知県一宮市の先生方の研修会。
コンサート形式と言われていたのに、よせばいいのに、まあ、しゃべること、しゃべること。え、誰がかって?そりゃ、あ~た、この私でございます。先生方があまりにも集中してくださるので、つい調子に乗ってしまい、予定していた曲目を飛ばしまくり、つばを飛ばしまくり、熱く、あつ~く、語ってしまったのでありました。

「疲れていたんだけど、来て良かったわあ…。」

たとえ一人でも、かけてくださるこの声。
この声に励まされ、育てられていくんですね、人って。


見よ、子どもたちの躍動感!野洲のホールは燃えたのだ~!でもって、今年最初のホールでのコンサートは、滋賀県野洲市(写真、いっぱいだよ~)。
実行委員会の仲間達は、不安、心配、困惑…だったにもかかわらず、開けてみれば、ほぼ満席に近いお客さま!しかも、歌えば、どんどん、ついてきてくださるお客様(サマカレなどにも参加してくださっているんですね。ありがたいです)。



初めての野洲市でのコンサートでしたが、強力な「京都サマーカレッジ実行委員会」の協力の下、大船に乗って大海に漕ぎ出すことができたのでした!

ダンスも合唱も、リコーダーもみごと!
初めてとは思えないほどの動きに、リハーサルも円滑に進みます。

そんな中、この日、ボクにとっての感動のひとつに、前回の日記に書いたように、教え子との再会があったんです。教員三年目で受け持たせてもらった、当時、六年生のチョッコちゃん。彼女は、帰国子女だったんです。英語の発音もきれいだし、頭も回転が速い!

そして、回転が速いだけじゃなくて、「自分で考える力」を備えていた子だったんです。
24歳の新米教員のボクは、逆に教えられることばかり。

きっと、海外での生活、環境が、日本にしかいないボクなんかよりも、もっと大きな目で、ものごとを見る力が養われていたんでしょうね。日本人って、まとまりは良いんだけど、もしかしたら、周りの人の目を気にして、自分の意見を出せない性格なのかもしれませんね(実際、言うと白い目で見る人がいっぱい、いるものね。おお、こわっ!)。

ボクの前の男の子、足が上がること、上がること。最後の最後に、ステージに呼び出すと、お子さんと一緒に上がってきてくれました。
そして、しっかりと語ってくれたんです。

「先生、ちっとも変わらなくて、驚きました。
 それから、当時の日記に、戦争が起きるのは、人間の欲のせいだと思うって書いたけど、その続きがあったんですよ。欲のせいなんだけど、その欲が、人を成長もさせるんだってね。」

彼女も、あの頃の日記の内容を覚えていたんです!
これまた、感激!

それでね、彼女が、ブログを書いているっていうので、のぞいてみたんです。
すると、そこには、

「小学校の頃の先生と会いました。すっかり白髪が増えていて…。」

あら?あららら?
ちっとも変わらないって、言っていたのに…。
思わず、彼女の本音に、大笑いしてしまいました…。

お互いに、ちゃんと、それなりの時間を生きて来られて、本当に良かった。
再会…そうでないと、あり得ないんだものね。
ね。


九州の小倉でも、サマーカレッジに参加してくださっている先生の推薦で、幼稚園の先生方の研修会に呼んでいただけました。始まってみれば、知っている顔が、そこにも、あそこにも。

それだけで、笑顔になれるから、なんとも不思議。
そうそう、「きみとぼくの間に」で、どんな花を咲かせましょうか?とたずねれば、先生方に混じって、園長先生が、後ろの方から叫んでくれたんです。

「ありがとうの花!」

いいでしょ?
でしょ、でしょ?

過去にないほどのリコーダーグループの人数!よくまとまっていました。園長先生は、和尚さんなんです。
なんだか、重みを感じられた「ありがとうの花」でした。
たくさんの「ありがとう」が、重なり合って、人生は彩られていくんだなあって、新幹線に揺られながら、ほんわかと考えていました。


そして、今までのコンサートの中で、なんと、初めての企画があったんです。
場所は、広島県呉市。江田島国立青少年の家が主催してくださった、子ども夢基金コンサート「体験の風 リレーションシップ」。

リレーションシップっていうのは、そのものずばり「体験」という意味なんだよ(おっ、さすが英語科出身!)。この企画は、ボクと一緒に歌ったり、踊ったりしながら、何かをつかもうよという趣旨なんですね。

呉の小学校には、過去、いくつも呼んでもらっているので(だいぶ前になるけど)、もしかしたら、覚えてくれている先生方がいらっしゃるのかもしれません。応募してくださった学校は、5つ。

学校全体ではなくて、クラス単位だったり、学年、希望者だったり…。
簡単に、紹介しましょうね。

「天まで駆けるよ」…阿賀(あが)小学校4年生1~3組の希望者27人。

途中に振り付けを入れてくれて、間奏も盛り上げてくれました。はつらつとした歌声で、空高く声が突き抜けていきましたよ(って、ホールだけど…)。最後の高音、みごとでした!

「少年少女冒険隊」…和庄(わしょう)小学校2年生46人。

オリジナルのダンスを創作してくれて、それを歌いながら踊ってくれました。リハーサルの時から、はりきりまくっていて、ボクの声かけに、ばんばん反応してくれて、教員時代のクラスを思い出してしまいました。「少年」「少女」の振りが、いかしているんだなあ。

「きみとぼくの間に」…豊(ゆたか)小学校3年生8人。

大崎下島という島から来てくれました。まあ、驚いた!3年生は8人しかいないわけですが、どの子も、みんなうまい!自信を持って歌っている、そんな堂々とした歌いっぷりなんです。一人ずつのソロ、みごとでした!手話の表情も、すっごく、豊か!

「目覚める力」…蒲刈(かまがり)小学校4年生11人+先生。

歌とダンスに取り組んでくれました。これまた、歌声に感動し、リハーサルで、1番は歌だけにして、2番から踊るというふうに変更してもらいました。ボクも一緒に踊りましたが(はい、センターです!)、違和感なし!いつものコンサートにように、なんとも自然な流れ。先生も、みごとでしたよ。

そして、残念だったのが、両城(りょうじょう)小学校の1年生16人。
ほら、今の時期って、インフルエンザがはやってしまうでしょ?それなんです。そのせいで、出場を辞退せざるを得なかったんです。開演前に、校長先生が控え室に来てくださり、子ども達や先生が、この日のために一所懸命やってきたことを切々と話してくださいました。

それをうかがっているうちに、またまた悪いことを思いついてしまったお坊ちゃま!
校長先生には何も話さず、本番で、いきなりステージに呼び出し、子ども達の代わりに「きっとできる」を歌ってもらったのでありました。

しか~し、校長先生、人前は慣れてはいるものの、歌は完璧ではないご様子。それでも、どぎまぎしながらも、なんとか1番を歌って(つぶやいて?)くださったのでした。
校長先生、いたずらばかりで、ごめんなさい!許してね~!


お互いを知らない子ども達が、一緒にコンサートを創る。
「笑顔がかさなれば」を歌いながら、手をつないでゆく。
教科書にない、テレビにも流れない、そんな歌なのに…。ほんの短い時間の出会いで…。

なんだか、素敵だと思いませんか?

企画してくれた方は、元教員。
学校コンサートで、お会いしている方でした。

「こんなコンサートをしたかったんです。子ども達に、元気を届けたかったんです。予想をはるかに超えて、良かったです!」
    
なんとも、ありがたい言葉。
この日も、活かされていることを実感しました。

終演後、交流の家のとある方が、しみじみ話してくれたんです。
「なんで、○○さんが、中山さんの企画をしたいのかが、はっきりとわかりました。私も、同じように感じています。今日は、ありがとうございました。」

これまた、心に沁みてきた言葉でした。

ほんでもって、さっき入った電話で、その方が、こんなことも教えてくださいました。
日を間違えて、民謡大会だと思った高齢の方がいらしたんだそうです。今日は何があるんかいのう…ということで説明すると、聞いていっていいかいのう…もちろん、入ってくんさい…ってなことで、最後までいてくださったそうなんです。

帰り際に、今日は、ほんに楽しませていただきました。ありがとうございました。
と、声をかけてくださったそうなんです。

民謡大会じゃないけど、子ども達の歌声が、きっと、その方の心をくすぐったんでしょう ね。やっぱり、子ども達は、たからものですよねえ。ね、ね。


たくさんの人に活かされて生きている…これを忘れないようにしないとね。
毎日、毎日、ホント、まだまだ勉強です。さ、この気持ちをポケットに入れて、大分、鹿児島、そして、恒例になりました奄美大島へと出発で~す!

あ、いけない!
大事なお知らせがありました。

昨年の東北大震災。
そんなに簡単に復興なんてできる状態ではないですよね。そこで、今年も、小さい力でも応援しようと、音響のモロちゃんや、やおやの内野さんとも相談して、小さなコンサートを企画しました!

“春を呼ぼう” コンサート
日程:3月10日(土)
開演:13:30

場所:静岡県清水区 音の駅
   静鉄 新清水駅下車 徒歩5分 清水区役所 南向かい
参加費:2,500円(経費を除いた額すべてを静岡新聞社を通じて、救援金にします)
連絡先:やおやの内野 090-8860-6302
定員:60人(受け付け順・定員になりしだい締め切ります)


この会場を貸してくださる、柴田裕之さんも出演してくださいます(ホームページは、柴田さんの活動も紹介されていますので、ぜひ、ご覧くださいね)。柴田さんは、元公務員(お○わ○さん)のピアニストでもあり、シャンソンも歌う、それはそれは、才能豊かな方なんですよ(経歴も、これまた豊か!)。みんなで、春に近づけるように、春を呼べるように、歌い合い、笑い合いましょうね。

インフルエンザの予防接種、受けてはいるものの、虚弱体質のお坊ちゃま。
う~ん、大丈夫かな?うがい、手洗い、早寝早起き(これは自信あり!)を心がけて、歌の旅に出発しますね。どうか、皆様も、本当に気をつけてくださいね。
それでは、まったねえ。ユッズヨ~ン!

最後は、みんな総立ち!ううん、なんかライブみた~い

予算組み それはみんなの お金だよ へんちゃか ぺんちゃか