ユズリンキャラクター
新着情報
プロフィール
スケジュール
ライブラリ
ユズリン日記
学校公演・コンサートのお問い合わせ お問い合わせ
SBSラジオ「ユズリンの音楽日記」
ユズリン日記 HOMEINDEXBACK

移動だけで くたくたさ〜

2014.2.13

便利さに 慣れすぎていて 大混乱 へんちゃか ぺんちゃか


遠い!
ああ、遠い!遠い!

ええ、ええ、そうなんですよ。
あの雪の日(8日、関東地区)、飛行機が、飛ばない!

でもね、でもね、もしかしたらと思い、かなり早めに羽田に行ったわけさ。
ところが、やっぱり、雪のため欠航…。

チケットの払い戻しで、延々と続く行列に並び、いい加減、腰が痛くなり始めた頃、そう、もうすぐ、自分の番だという頃、やっと気づいたわけさ〜。

「どうやったら、奄美に行けるんだろう。」
「明日、研修会なのに、欠場?」

こんなボクでも、仕事のことが頭に浮かぶとは…。
少しは、責任を感じているようでありました(って、それが、あ・た・り・ま・え)。

飛行機のチケットは、旅行会社を通して買っていたので、なんとか、奄美に向かう手段を相談しようと、連絡してみれば、

「飛行機のチケットは、こちらでキャンセルできますので、並ぶ必要ありません、はい。」

という、回答。
なんだって!
じゃあ、腰が痛くなるまで並んだ、この、か弱いお坊ちゃまの苦労は、無駄だったというわけ〜? もうすぐ、ボクの番だったのに〜!

はい、無駄でした。
ってなわけで、潔くその列を離れ、次の作戦を練るのでありました。
つづく…。

あ、うそうそ。
話します、はいはい、話しますよ〜!

でね、とにかく、翌日のお昼までに奄美に着けば良いんだから、答えはひとつ!
まず、鹿児島まで行くこと!

だってさあ、翌日、羽田から飛ぶとは限らないじゃん(そのとおり!)。
鹿児島空港からなら、雪の被害もないし、きっと飛ぶに違いない…そう、にらんだ頭のさえ渡るお坊っちゃまは、品川駅に向かい、これまた雪の被害で遅れまくっている新幹線に飛び乗ったのでありました(あ、駆け込み乗車ではありません)。

しか〜し、しか〜し、こっちもダメさ〜。
雪で徐行なんだよねえ。
安全対策ばっちりなので(これは、ありがたいことです)、小田原駅あたりまで、品川から一時間半さ〜。

そうこうして、博多までたどり着いた頃には、辺りは真っ暗。

ここで、へこたれているお坊ちゃまではありません。
そうです、乗り換えです!

九州新幹線でありますよ。
鹿児島まで、まだまだ移動は続くのでありました。

鹿児島の宿は、旅行会社から手配済み(すっごいよね〜、まるで、VIPだよねえ)。部屋に入ったのが、夜の9時半過ぎ。

え?
何?
飛行機のチケットは?って。





はいはい、わたくし、旅行会社のVIPなのでありますゆえ、あ〜た、そんなの
とっくのとんまに、手に入れていたわけでございますよ。お〜っっほっっほ。
ん?「っ」が多い?



ま、そんなわけで、無事に奄美に着き、研修会もこなしたのでありました。
その翌日(10日)は、春日保育園に行き、子どもたちと交流を。

この日、ちょっと具合悪くて、力が出なかったんだけど、これが、また不思議。子どもたち、特に、6歳児さんの男子の踊りを見たとたん、スイッチが入ってしまったわけさ〜。

少年少女冒険隊…のダンスね。
「七つの〜 不思議を〜」ってところで、みんな必要以上に、腰を落とすわけさ〜。それこそ、床につきそうなほど!

スイッチ・オン!
これが、この日の「きっかけ」だったわけでございます。

園のホールにあったマイクをつかみ、たまたま遊びに来てくれていた音響技師「モロ」ちゃんの力も借りて、音量を上げろだ、CDをかけろだ…と、まあ、こうるさく指示をてきぱき出すのでありました(不調は、いずこへ?)。

男子の次は、女子。
その次は、5歳児さん、4歳児さん、そして、もっと幼い子まで前に出し、あたかもマイケルのバックダンサーのオーディションのように、厳しい、ええ、ええ、それは鬼のようなほどの厳しさで、特訓は続くのでありました(何のためかは不明)。

その子どもたちの、ぶつかる魂とでも言うのでしょうか。
その時、会場にいた誰もが、大歓声と共に、お腹を抱えての大笑い!
ではなく、感動の涙、涙、涙の温かい笑いなのでありました。

不調だったはずが、子どもたちの力、そうです、「笑顔の力」で救われたのでありました。
奄美、恐るべし!

こうして、ゆずりんお坊ちゃまの奄美は、終わったのでありました(おいおい、コンサートは!)。

そ、そうでした。
島の方々の、温かな瞳は健在!

子どもたちが走っていようと、騒いでいようと、「それが、こどもさ〜」
って空気に満ちていて、これまた不思議と、気にならないのであります。
う〜ん、なんでかねえ。





そうそう。
中学生の「じしゃく」!
これが、また大感動!

くりくり坊主頭の中学1年生が、たぶん、家の人に無理やり連れて来られたんだね。二人いてね。一人は野球部、もう一人は相撲部。そこに小学5年生の弟もいたんだ。

この3人が、いやいやながらも、照れながらステージに上がってくれて、
あの名作「じしゃく」を遊んでくれたんです!

始めこそ、「なんだよ〜、これ」って顔つきだったのが、しだいに、やる気を出してくれて、まあ、積極的な動き!特に野球部の彼の「N」はキビキビしていて、気持ち良かった〜!


「今日 今 この時に」での、ありがとうを込めたメッセージではね、高校生と、保護者の方と(園の)、園の先生が語ってくださいました。

その内の一人の方のメッセージに、「朝、起きてくれてありがとう」というものがあったんです。ちょっと気になっていたら、後で、ある方が教えてくれました。

「ゆずりん、彼女ね、初めての奄美大島ゆずりんコンサートの前夜、お子さんが病気で倒れたのよ。もしかしたら、もうだめかもしれないという状態だったの。でもね、奇跡的に、翌朝、目覚めたの。コンサートにも顔を出してくれて、泣きながら、喜びを語ってくれたのね。そういう意味の、目覚めてくれてありがとう…だったのよ。」

人それぞれの「ありがとう」。
そこには、計り知れないほどの、大きな人生が詰まっているんですね。
また、それを教えられました。


行けるかどうか、それさえ不安な「奄美ツアー」だったけれど、行くことができて良かったなあと、今また思っています。うん、本当に良かった。

次回は、いつになるか未定ですが、もし決定したら、今度こそ一緒に行きましょうね。あ、現地集合、現地解散…ということで。

では、来月、熊野のコンサートで、お会いしましょうね。
まったね〜。ユッズヨ〜ン!

帰りもね いろいろあって まいったよ へんちゃか ぺんちゃか