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だから、アイドルはやめられない その2

2003年12月15日

 あと半月でお正月。早いなあ、うん早い。先週、サマカレで全国を飛び回っていたと思うくらいです。そうそう、ちょっとそこの奥さん、聞いてちょうだいな。サマカレの後遺症がまだあるんだわさ。左足のひざ!もう痛くて痛くて…。我慢強い、しっかり者の泣き言を決して言わないおぼっちゃまとしては(…)、そんな顔も見せずに踊りまくってはいるものの、本当は泣いているのだわさ。この原因がわかったんだ!それはね、「おめでとう誕生日」のダンス!僕は、みんなの踊り具合を見て、声かけをしながら踊るから、常に鏡のように反対に踊るでしょ。ということは、ペンギン歩きの後のポーズを決める時に左足一本で立つんだよね。これこれ!これが原因さ。金沢のオータムカレッジで久しぶりに指導した時に判明したんだわさ!

 もう、来年のダンスはこんな振り付けはやめた!自分のからだをいたわるダンスにするのだ!な〜に、年だって言いたいわけ?ぐぞ〜っ、体を鍛えなおしてやる!なんたって、アイドルは見た目だけでも若々しい動きができないとね。

 前回は、中学校コンサートのお話をしましたが、今回はまぼろしの高校コンサートのお話をしましょうね。題して、「高校生に贈る、ユズリン明日を夢見てコンサート」。

 これを企画してくれたのは、いつもメールをくれるとある主婦の方なんです。毎回笑わせてくれる内容でまいってしまいます。だってさあ、僕の顔が「ペコちゃんポコちゃん」に似ているって言っては、ミルキーやら、グッズやら送ってくれるんです。「ペコちゃんポコちゃん」に似ているだなんて初めて言われたから、そんなことないよとへそをまげつつも、他の友達に聞いてみたら、みんな打ち合わせでもしたかのように言うんだよ「うん、似てる!」「今まで、誰かに似ているなあと思ってたんだけど、そうそう、ペコちゃんだよ」だって。もっと驚いたのは、聞きもしないのに「ペコちゃんに似てるね」って言う人が他にもいたこと!これには、本当にまいった!笑った!

 最近じゃ開き直ってしまい、「ま、かわいいからいいや」と納得しながら、ペコちゃんポコちゃんの鏡をのぞき込むユズリンなのでした。

 でね、その人が自分のお子さんの通う高校に、企画書を提出したらしいのです。結果としては実現しなかったのですが、正直に言っちゃうと、僕はこれを読みながら泣いてしまったんです。全部は紹介できませんが(なんたって、本人に承諾を得てないのだ)、読んでみてください。

 ・・・国際科の生徒たちは、外国の友達との出会いを楽しみに夢を描いて入学し、その準備に多くの時間を費やします。「9.11テロ・世界は変わった」の講演を友達のお父さんの目を通し、口から直接聞けた事で、平和な世界でなければ外国との交流ももてないことを実感したのではないでしょうか。今、私たち大人が、子ども達に伝えなければならない事が、もう一つあるように思います。それは「生命」のつながりや「生きる」と言う事の意味です。生命を軽視したやりきれないニュースや、働き盛りのお父さんたちの“自殺”も後を絶ちません。どんな時代でも、本当の事を見つけ、自分で明日を作っていける人になってほしいから“生きるヒント”がいっぱいつまったユズリンのコンサートを是非、子ども達にプレゼントしたいのです。高校生達は、小学校で「柚 梨太郎」の曲を教室で、体育館で、運動場で胸を弾ませて、笑顔を輝かせて、たくさん歌ってきた子ども達です。朝の会、終わりの会、音楽集会、運動会、合唱コンクール、6年生を送る会、卒業式…。様々な思い出と共に、子ども達の心にユズリンの歌は今も生き続けているはずです。今、成長した子ども達に、小学生の頃の自分を励ましてくれたユズリンの音楽のメッセージをユズリンの笑顔を添えてプレゼントしたいのです。この先、子ども達を待っている様々な困難を乗り越えるための心の栄養補給です。CDでは伝わらない、身体で感じる音楽表現やコンサートでしか味わえない暖かい優しい時間を、子ども達だけでなく、教職員、保護者、できれば地域の方々にも届けられたら最高です!日常生活で忘れがちな大切なメッセージが、この高校に関わる全ての皆さんに届きますように!「よし!明日も生きよう」そんな気持ちになれるように、みんなが元気になれるように!そんな気持ちで企画しました。・・・

 いつも、冗談半分のようなメールなので、まさかここまで考えていたなんて知りませんでした。苦手な事を避けようとしていた自分が恥ずかしくなりました。僕はね、小学校しかできないって思っていたんです。保育園とか幼稚園はピカリン達に任せればいいって。中学、高校はもっと他に適した方がいるって。だから、中学の仕事が来た時にも、本当は断るつもりでいたんです。荷が重過ぎて、背負いきれなかったんですね。でも、前回の日記のような中学生がいてくれたり、このように、けっして賛同者ばかりでなく、中には妨害する人がいても、それでも僕のコンサートを作ってくれようとする人と出会えて、ちょっと気持ちが変わってきました。やり方を考えながら、ぶつかってみようって。だめ元、だめ元。

  この一年間、アイドルなんて言ってきたけど(一年じゃないよね、ずっとだよね)、そろそろアイドルも終わりにしようかな?…なんて言うと思ったら大間違いさ!ますます自信がついちゃったぞ〜。よ〜し、こうなったら、どこでもアイドルとして、歌うぞ〜。だってさあ、保育園、幼稚園、小学校はもちろんのこと、中学でもできそうだし、この前なんか、整髪料のきついおじ様方ばっかりのコンサートでもできちゃったしね。なんだか、自分の才能がこわい!(こわいのは、そう思っているユズリンだったりして)

来年も、天才おぼっちゃま「ユズリン」はさらに磨きのかかったアイドルとして、わが道のみをまっすぐと進むのでした!さあ、みなさんご一緒に、「やっぱねえ!」