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ゆずりん 鹿児島に負ける

2005年3月09日

へんちゃか ぺんちゃか 目がかゆい!

ううっ、か、花粉症のせいで、目が、目が・・・! おお、みなのしゅう、どうじゃのう?鼻水はたれておるかのう?いきなり、こんな話題ですまんのう。もう、つらいけ〜、本日の話題に移ろうかのう。ほうよ、ほうよ(あれ、この人って、広島の人だっけ?)

行ってきましたよ、またまた、鹿児島へ。

今回は、なんと三会場でのコンサート。一週間あまりの旅となったのでした。いつものごとく、「もう予算がないから」の中根さんと羽田で待ち合わせ。苦手な飛行機は、一路鹿児島空港へと飛ぶのでありました。気圧が不安定で、揺れたことったらありゃしない。やっぱさあ、どう考えても変だよね。なんで飛行機って飛ぶわけ!? いくら、頭の良い人から説明を受けても、それ以上に頭がかわいいおぼっちゃまには、理解不能なのでした。あははのは〜!

僕のスケジュールの関係で、なんと一年間も待っていてくれた大口小学校。その歓迎ぶりや、すごいものでした。朝のお散歩?運動? なんか、そんな事をしていた子ども達が、僕の顔を見るなりに、「キャーッ、ユズリンだあ!」「えっ、本物?」「うわあっ!」(って、化け物みたいに)と、まさに(一部限定のみで)証明された「アイドル・ユズリン」なのでした。

その反応にたがわず、コンサートでの歌声のみごとさ。大事に大事に、歌い続けてくださったんですね。今年度最後の小学校コンサートが、こういう形で終わらせてもらえたこと。本当にありがたい二時間でした。

しめくくりの歌では、一年生にまたまた襲撃されてしまい、ステージをのっとられてしまいました。踊りなんかまったく知らないというのに、僕の真似をしてどんどん踊ってしまう一年生。ああ、よみがえる〜・・・。教員時代の、あの一年生の姿が〜・・・(あ、もしかして、僕のクラスだけかも〜)。子ども達は何一つ変わっていませんね。いつも思えることです。素敵な素敵な「おかしさ」でした。えっ、何?そういう反応を引き出す「おぼっちゃま」の方が変だって? う〜ん、う〜ん、そうかも!(今回は、素直なのだ)

終了後校長室に戻ると、事務の先生方も来てくださり、声をかけてくれました。

「良かったわ〜。楽しかったわ〜」

きわめつけは、「包装してなくてごめんね。はい、これ持ってって!」と、なんと、幻と言われている(らしい)焼酎を一升瓶まるごと、くださったのです!なんていうか、飾らず、繕わずに付き合ってくださる方々に、うれしさいっぱいでした。嬉しい美酒をいただいたこと、言うまでもありませんね。

そして、いよいよ出水市でのコンサートです。

実に三回目になります。きっと何かあるに違いない、とにらんだ僕たちは、朝早くから、変にワクワクして会場に向かったのです。と、ところが、普通なんです。何にも変な事は起きていないんです。

「つまんな〜い!」

思わず叫びながらも、会場中くまなく、何かを期待して点検しまくった、おぼっちゃまなのでした(でもね、本当に何もありませんでした)。

リハーサルも順調すぎるくらいに進んでしまって、本当に普通の感じ。と思いきや、ありましたよ。ありました!出水の居酒屋「ゆずりん」の店の大将に贈った歌、それを初披露するために、歌謡ショーみたいな部分をすることになっていたのでした。ちゃんと、舞台用の屋台が完成していました。ちょうちんにも灯がともり(照明さんが率先して入れてくれました)、やる気まんまん。筋書きなんて、いっさいありません。しか〜し、そこは天才おぼっちゃま!短いリハーサルで、どんどんシナリオを作ってしまったのでした。うわっはっは!さすがじゃ! ただ、問題なのは、心配なのは、このとおりに、この出水の人達がやってくれるのかどうか…。

え?本番の様子? 

それは、みなさんの予想通り、アドリブ続出で、まとめるこっちが大汗。

ラジカセ(う、なつかしい言葉)から流れる「ドンマイ」から始まり、「DO MY Best!生ピアノロックンロール版」、客席に大将が下りてのリクエスト。一番前のうら若き女性を、すぐさまねらってしまう大将。出てくる言葉が、これまた鹿児島の方々らしい!

「えっと、私は保育園に勤めているんですが、忘れないで をお願いします」

って、それはピカリンの曲じゃわい!

「あのう、私も保育園なんですが、ぽっぽっぽを」

だ〜か〜ら〜、それも、まっちゃんの曲だって!

少々、本気でしょげていたら、最後の方がようやく、まともに答えてくれたのでした。

「きょうも元気!」

も、もしかして、この場面って、大将に仕組まれていたのかも!

でもね、今回はひとつだけ笑ってしまったよ。というのは、ハブラシマンを踊るメンバーが、例のごとく衣装をばっちり作って登場したのでした。そこまでは会場も大受けさ!ただね、このかぶり物(顔)が、ダンボールだったから、ハブラシマンも、ハミガキコも、シカンブラッシャーも、みんなみんな、目の位置がずれてしまい、見えなくなっていたんだよ。うっひょっひょ。これだけは、楽しませていただきました。ごちそうさま。

コンサートも終了し、CD売り場に行ったら、すでに人だかり!

やっぱすごい人気だよね〜なんて脳天気に近づいていったら、な、なんと、あの大将がサイン会を開いているではありませんか!しかも、僕が座るべきいすに座って。何に書いているのかと思いきや、あたかもCD『きっとできる』と見間違うようなCDにです。

黄色の表紙には大将の写真、そして、そこに書かれた文字は『きっと すぐる』。もう、降参でした。はいはい、負けました。え、中身?はいはい、ちゃんと入っていましたよ、CDが。曲名は「色えんぴつ」です。これは、出水のバンド(その名前が、色えんぴつ)のみなさんに贈った、正真正銘ゆずりんが創った歌なんです。ああ、良かった。きっとできるの、おかしな替え歌じゃなくて(そういうのは、日曜日の夜に西新宿でやってちょうだいな)。

三回目にして、なんと立ち見まで出てしまった、出水でのコンサート。

さてさて、来年は? いや、その前に、第四回はあるのか? これが問題なのだ。もしも、実現したら、遠いといわずに、ぜひとも足を運んでくださいね。コンサート開演前には、居酒屋ゆずりんで、豚汁をご賞味あれ!待ってますよ。

鹿児島最後は、枕崎コンサート。

枕崎小学校には以前呼ばれたのですが、今回は地域に広げてのコンサートです。ここでも、「人が来るかどうか・・・」という不安な状態だったのですが、始まってみれば、300人ぐらいの方が来てくださったんです。子どもから、年配の方まで。暖かな、良い時間をすごさせていただきました。保育園の子ども達のダンス、うますぎてびっくり!少年少女冒険隊枕崎バージョン、これは必見です!僕も、また見てみたいなあ。

そんなわけでのう、ゆずりんおぼっちゃまの鹿児島の旅は、無事に終わったそうじゃ。帰りの宅配便の荷物の中には、いただきものの焼酎が、わんさかと入っていたそうな。ひとつぶの涙と、新しくできた曲と、スチュワーデスさん(今は、客室乗務員と呼ぶそうじゃ)にもらった、おもちゃ(なぜもらったかは秘密なのだ)をかばんにつめて、おぼっちゃまは羽田に下り立ったそうじゃ。 

さあ、もうすぐじゃのう、新しいCDも順調に作業が進んでおる。4月1日に聞いてくだされや。予約受付もそろそろ始まるそうじゃ。ホームページ、まめにチェックじゃよ!

へんちゃか ぺんちゃか ラジオでね。