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大阪から船に乗って 串木野に着〜いた〜

2006.7.11

サマカレは 週に一度が ちょうど良い へんちゃか ぺんちゃか

写真皆の衆、梅雨はどうじゃな?
九州は被害が出ておるが、ほんに、この頃は大きな災害につながってしまうのう。山には水を貯める力があるんじゃが、その力が弱まってしまったのかのう? 人のためということで、「杉」や「ひのき」を植林したわけじゃが、やっぱり、まちがっておったのかのう? 冬になれば葉が落ちる、そうじゃよ、広葉樹がいいんじゃのう。葉は腐りながらも、土を作ってくれるんじゃ。水を貯めてくれるんじゃ。
あんたはんの庭にも、一本どうじゃね?小さくてもええから、そんな木を植えたら……。心地よい風も吹くし、小鳥も遊びに来るぞえ。そんな、小さな幸せにつながる木をのう。

写真大阪から始まった「サマカレ」も、すでに三会場終了しましたよ。
例年だと鹿児島からのスタートなのですが、今年は大阪から。ここは、普段からの活動がある地域なので、なんとも安心感があります。お坊ちゃま専用の「寝床」はあるし、出っ張っているお腹を見るに見かねて用意された「黒烏龍茶」もあるし、何と言っても、カレーもあるし(夏野菜たっぷり)…。こういうちょっとした優しさに、気持ちよく、思いっきり変なお坊ちゃまになれるんですねえ。ありがたい大阪です。

写真
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「うちら、サマカレの中身よりも、お坊ちゃまの接待の方が、大変なんやなあ。」
「せやせや、いきなり言わはるからな。」
「上で踊れだ、やっぱ、下だとか。それでいて、自分が忘れておって、ま〜た、違うことをしはるから。」
「あんた、そんなん当ったり前やで。うち、もう慣れたしもたわ。」
「せやなあ、ま、そこが、お坊ちゃまらしいとこやな。」
「せやな、しゃあないな。」
「せや、せや。ほんなら、来年用のカレーでも仕込もうか。」

写真そんな大阪から、梅雨で大雨の鹿児島に飛ぶのでした(あれ?この日記のタイトルは「船に乗って」なのに…)。今回の場所は、串木野市。空港からバスで一時間半(羽田からの時間と、まったく同じ時間の移動なのであったのだ)。泊まりは、国民宿舎ということで、バス停も「国民宿舎前」。し、しかしですよ。ないんです!国民宿舎が!見えない、どう探しても、ない!なのに、バス停に書かれた文字は、がんこにも五文字……「国」「民」「宿」「舎」「前」。
「もう予算がないから」の例のあの人は、ただうろうろするばかり。日ごろから冷静沈着な、しっかり者のお坊ちゃま、ちゃんと宿に電話して、場所をきいたのでした(えらい!さすがだ、われらのユズ坊ちゃま)。

「あのう、バス停で下りたんですが、どこにあるんですか?」
「前の道をですね、まっすぐ歩いて、曲がってください。」
「あの、前の道っていうのは、どこのことですか?空港の方へ戻るんですか?」
「いえ、ですから、前の道をまっすぐ・・・」

という会話が続くばかり。
勘を頼りに歩けば、おおっ、あるではありませんか!見るからに、国民宿舎という趣のある建物が!「もう予算がないから」のあの人は、ただ黙って着いてくるのみなのでありました。
川があり、松林もあり、そのすぐ向こうには海まである、なんとも静かな、静かな、静かな、静かな(えっ?もう、何を言いたいのかが、充分わかる?ありがとうございます、ありがとうございます)、そんな町なのでありました。

写真会場までは、歩いて1分。
音響さんが準備をしているというので、珍しくも、顔を出してみたんです(だって、だって、静かで、静かで、静かで……え?もう、わかってるって?)。きれいな会場で、可動式のいすがある、コンサートホールにもなるんですね。と言うことは、そうです!グランドピアノがあったんです!その瞬間、お坊ちゃまの目がキラキラ光ったことは、言うまでもありませんね。
実行委員長の‘トトロぬいぐるみ’○と○君に「ねえ、ねえ、ピアノ使ってもいい?」と聞けば、「会計の○原さんに訊かないと、何とも…」という弱々しい返事。
「そんな事言わないでさあ、ねえねえ、良いでしょ?明るく、はりきってやるから、ピアノにしてよ〜。ねえ、ねえ、○○しくん!」
「いや、そう言われてもですね、会計の石○さんに訊かないとですね…。」

この会話を聞いていたかどうかは定かではありませんが、なんと、会館のおじちゃまが、
「わしの判断で、二日分じゃなくて、一日分の使用料でいいことにするから。あ、本来ならば、今日の分も必要なんだが、それもサービスじゃ。」

かわいそうに思ってくださったんでしょうか、そ、それとも、お坊ちゃまのかわいらしさ(しぶとさ)に負けてしまったのでしょうか(やっぱねえ)? あんなにしぶっていた‘トトロぬいぐるみ’ふ○○君も、その瞬間、目がキラリ。そして、その目の中に浮かび上がった文字を、お坊ちゃまは見てしまったのでした。確かに書かれてあったのです…「ラッキー!」と……。
こうやって、地ビールと焼酎のおいしい串木野、父ちゃんも元気だった(詳細は、2003年7月号を)サマカレは過ぎてゆくのでありました(って、中身がないじゃん)。そうそう、こんな花、見たことありますか?朝顔だと思うんだけど、つぼみがいっぱいくっついているんですよ。

写真サマカレの写真楽しみは、お昼〜!
じゃなくって、楽しみの“一つ”が、お昼なのでした。千葉の仲間もありがたくて、手作りなんです。からだを気遣ってくれて、下手な旅館よりも、ずっと、ずっとバランスの取れた内容なんです(なんか僕の報告って、本当に食べ物ばっかり)。料亭「柏」の女将のじゅんちゃん中心にきりもりされている台所。カレーは常識になっていて(ピカリンは、そうめんだよ)、スイカも食事の一部。まっちゃん達のスイカは、小さく食べやすく切ってあるのに、どういうわけか、お坊ちゃまのだけは、大きな三日月型!スプーンなんて、いらないのさ。かぶりつきなのだ!種だって、出さないのさ。全部、全部、のっくんじゃうのだ〜!(これって、方言かも〜)

嬉しかったのは、千葉の実行委員の皆様が『明日も心に青空を』に、ダンスをつけて、披露してくださったんです。この曲で、合唱発表会に出場するんだそうです。サマカレのためだけの実行委員じゃないんですね。
「誰もが歌いながら踊れるように、それをいちばんに考えて、振り付けしたのよ。」
シニアグラスを手放せないカトちゃんや、のん兵衛アイちゃんの、仲間を思う言葉にも、感激してしまったお坊ちゃまなのでありました(あ、また、中身の話が無い!)
真面目な話、10月には、船橋でユズリンコンサートも開かれるんですよ。来てくださいね。

写真ま、なんじゃのう。
食べ物のことばかりじゃが、千葉の時には、だいぶ、チームワークが取れてきたようじゃよ。本人も最後に語っておったわい……大切なのは、チームワークなんですね……とな。出るときには出る。引っ込むときには、引っ込む。このバランスあってこその、チームワークじゃな。昔、バレーボールで、このわしが教えた事が、今頃、生きてくるとはな。ほんに、成長の遅い、ユズ坊じゃよ。

今度のね ラジオは 8月6日だよ へんちゃか ぺんちゃか
おお、ほうじゃった、ほうじゃった。次回の『ユズリンの音楽日記 by SBSラジオ』の放送は、夏の甲子園大会があるため、8月6日じゃ。そこでじゃ、戦争の話でも良し(じいさま、ばあさまから聞いた話があるじゃろ?)、生命に関係する話でも良し、もちろん、原爆の話でも良し、ぜひとも、お葉書くだされよ。一年に一度くらい、真面目に、みんなで語り継がにゃのう、皆の衆。そうしないと、「教育勅語は素晴らしかった」というやからが、顔を出しておるでのう。あて先は、〒422-8680 SBSラジオ「ユズリンの音楽日記」係 じゃ。
今が、ふんばりどころじゃよ。MOVIN'On!なのじゃよ、待っておるぞえ。

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