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しろくまは成長するのだ!

2008/03/13

鳥たちが 同じ方見て 立ち並ぶ へんちゃか ぺんちゃか

弥生の月、梅だけじゃなく、桜まで開き始めたのう。
それぞれの「場所」を旅立つときが近づいておるわけじゃが、柚坊も歌っておったわい「少しずつ 明日が今日に近づいてる…」とな。まさに、そんな、ゆるやかな歩みが似合う季節じゃ。そして、ゆるやかなのじゃが、確かに動いておるんじゃな。わしらの心をも、ゆるやかにくすぐる春なんじゃなあ。


すごいんだよ!
とにかく、すごいったら、ありゃしない!
何がってね、鹿児島の仲間達「しろくま」のみんなのことなんですよ。ほら、前回お伝えした、奄美大島に転勤した、アロハシャツの○わじ○君ね。彼が抜けてから、さてさてどうなるものかと思いきや、これがまた新たな色合いを出し始めたんですよ。

鹿児島の先生方の転勤の範囲。
これがね、全県であり、しかも離島の経験も必要なわけ。教員としては素晴らしい体験になるでしょ?子ども達を見つめる時にね。しか〜し、と言うことは、つまり、ゆえに、だから、すなわち(えっ?もう、いい?はいはい)、今までコンサートを企画してきてくれた「しろくま」の仲間達が、一人去り、二人去り…となってゆくわけです。

「あ〜あ、これじゃ鹿児島での“お坊ちゃまアイドルコンサート”は、もう実現不可能なのかあ…。今までいた面白いメンバーも消えちゃったし、これじゃますます、お坊ちゃまの変さが、き、際立ってしまう。ど、どうしよう。

と悩んでいたら、おっとどっこい、おっとせい!(なんじゃそりゃ)
やってくれるじゃあ〜りませんか!連絡を密にとっていたのが、ふ○し君。お坊ちゃまのお願いを、まずは黙って聞いてくれる、寛大な○と○君。そのうち、お坊ちゃまのお願いを一つずつ

「このダンスは、やらなくてもいいですか?」
「この曲は、楽譜を見ながらでいいですか?」
「リハーサルで、厳しい特訓はしないでいただけますか?」
「もう、いっぱいいっぱいなんです。」
と、最初からなかったことにしようと、すべてを消し去ろうとする、ふと○君…。

それなのに、ああそれなのに、予定よりも早く会場に着いてみれば、ステージで、リコーダーやら、合唱やら、みんなで集まって、集中して練習しているではあ〜りませんか!もう、大感激のお坊ちゃま、お茶さえ飲むことも忘れて、すぐにステージに駆け寄り、一緒に歌い始めてしまったのでありました!

本番では、あの難しい「きみとぼくの間に ア・カペラ版」をみごとに歌い上げ(Bパートの方々の歌う部分が少なかったので、突然、Aパートまで歌ってもらうという、お坊ちゃまならではのお願いお願い作戦にまんまと引っかかって…じゃなくて、広い心で受け止めてくださったのでした)、「やくそく」のリコーダーも、まあ音色の美しいこと!(直すところが、一箇所もなかったのですぞ)そして、鹿児島の言葉での「生命歌いましょう」は、道ばたで、何気なく話しているかのような、まったく自然な語りで、進められたのでした(語ってくださった方は、驚くことなかれ宮崎出身なのでした)

すごいぞ!ふと○君!
こんなにも練習してくれていたんだね。ありがとう、ありがとう。仕事も忙しいし、かわ○り君も奄美に行っちゃったし、今までみたいに、リハーサルでやらなかった事を本番で突然やる…なんていう余裕もないんだね。それまでして、取り組んでくれたんだね。ありがとう、ありがとう、本当にありがとう、しろくまの仲間達!

と涙していたら、ありゃ?ありゃりゃのりゃ?
これ、見て!
「ありがとう 大好きさ」のダンスの時に、やられた〜!こんなでっかい魚が、飛び出てきたのでありました!会場のみなさまは、大喜び!お坊ちゃまも、大喜び……なわけないでしょ!
「う、うそつき…。いっぱいいっぱいだって言うから、負担のかからないように、これでも、気を配ったのに〜。も、もう鹿児島の人は信じない!
と、いじけながらも、
「やっぱり、鹿児島はこうでなくっちゃね、やっぱねえ!」
と、くすくす笑っていたお坊ちゃまなのでありました。

片道三時間もかけて、転勤した仲間達が参加してくれたんです。しろくまを支える保護者のみなさまも、お昼ご飯を手作りでもてなしてくれたんです。前日まで具合悪くて寝込んでいたのに、当日、「アイドル ユズリンに会える〜!キャ〜!」(へ?)と、元気になって、コンサートに来てくれた、鹿児島の子ども達。う〜ん、本当にお世話になりました。また、来年もよろしくね〜!(って、やっぱり転勤があるから、無理…?)


さ〜て、4月1日発売予定の、新しいアルバム『みんな 輝け!』のジャケットデザインも、ばっちり決まりましたよ。今回のイメージカラーは“青”!すっきりした青空!そんなアルバムに収録される曲、今回も紹介しましょうね。

『夕焼けも笑った』
ピアノとリコーダーだけの伴奏で、しっとりと(しつこく?ねちっこく?まだるっこく?)歌いましたよ。僕の中では珍しい、短調の曲です。自分が子どもの頃、大人から言われていやだった言葉、それが、この歌詞になっています。そう、「今じゃなきゃやだもん」とか「気分しだいで変えないで」「Very very ノロノロ」を受け継ぐ作品です。耳が痛いお母様も、いらっしゃるかも〜!
でもね、本当は、大人になっても、なんだか身にしみる歌なんですよ、実は、はい。

『砂時計』
イントロの弦楽器が、振り子時計を思い描かせます。編曲は、そう、ピアノの貴公子、金井信氏です。まあ、よくこんな編曲ができるもんだなあと、レコーディングで初めて聞いたときに、感心しまくりでした。きっと、歌詞をじっくりと読んで、その世界をぐわ〜んと広げてくれるんですね。この曲は、1番、2番という扱いをしなかったんですが、いわゆる4番に当たる箇所では、「な〜るほどね〜。やっぱねえ」という仕上がりになっていたんです。もうまいりました。えっ?こんな解説じゃわからない。そ、そうですよね〜。う〜ん、わかった!とにかく、予約して、いち早く聞いてみてくださいね(って、もう驚かないぞ。予約もしてあるしね〜)

『卒業アルバム』
昨年の企画会議では違う曲が入るはずだったんですが、レコーディング直前に、「あ、できちゃった」と、急きょ変更してもらったのが、はい、この曲であります。毎回、だいたい1曲は変更があるわけで、お髭のお代官さまも(ディレクター)、「そうそう、この連絡がないと中山君らしくないんだよね〜。待ってたよ〜」と、今ではなぜか、曲の差し替えを期待している雰囲気が漂っているのでありました。
19年前に植えた、あんずの苗。太くなりました。大きくなりました。高くなりました。花を咲かせました。そんな、あんずと自分の「15周年」が重なって生まれたのが、この歌です。ギター中心の曲作りをしてくれたのは、進藤克己氏。明るい日差しが見えますよ。まぶしすぎず、キラキラしすぎない、そういう柔らかい日差し、きっと、あなたにも届くと思います。この時期に、もしかしたらぴったりの曲なのかもしれませんね。子どもにも、大人にもね。
そうだ!思い出した。昨年の年末に、熱海の起雲閣で開かれたピアノ2台のコンサートのときに、初めて歌ったのですが、来てくれた高校生が「自分の今までのこと、そして卒業を考えながら聞きました。涙をこらえるのが大変でした」と感想をくれたんですよ。あなたも、保育園や幼稚園、小学校や中学校、高校などの卒業アルバムを引っ張り出して、もう一度、読み返してみませんか?この曲を流しながら…ね。あ、そうそう、もうひとつ。題名ですが、ユーミンのは「卒業写真」だからね!真似してないからね!(って、強調するところが、なんだか怪しいぞ〜)

うわあ、今日は3曲も紹介しちゃった。それも真面目に(それで、いいのだ!)
さあ、ご飯食べなきゃね。何にしようかなあ?じゃあね〜、バッハッハ〜イ!ユッズヨ〜ン!


ここんとこ、よくピアノの練習もしておるわい。
練習では弾けても、本番になると、緊張のためか弾けないことがよくあるのじゃよ。そやから、何倍も、何十倍もの練習が必要なんじゃのう。指が自然に動くまで、弾け、弾け、弾くのだ、ジョ〜!さてさて、うぐいす餅でも差し入れてやろうかいのう?ほんだば、皆の衆、ジッジヨ〜ン!

鳥達は 風の吹く方 見るんだよ へんちゃか ぺんちゃか