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ヘビメタ兄貴のアレンジだぜ、ベイビー!

2011/02/03

すずめ達 お散歩コースさ うちの庭 へんちゃか ぺんちゃか

節分じゃのう。
今夜あたり、鬼は~外、福は~うち!という声が響くのじゃろうか?わしが子どもの頃は、近所中でまいておったが、目にする機会も、めっきり減ったでのう。その代わりに、西洋の行事は盛んじゃ。ちと、悲しいが、こういうのも「時代の流れ」というのじゃろうか?行事には、その土地の営み、いわれ、自然との共生があるんじゃがなあ。わしも、も一度勉強したいぞえ。


はいは~い。俺に任せとけ!ベイビー!
お待たせしました~!
今回は、ヘビメタ兄貴、進ちゃんのアレンジ曲をご紹介しましょうね。このアルバムでは、なんと8曲!こりゃ、多いわな。しか~し、きちんと自分を持っている兄貴だから、なんのその。強力なサポートメンバーの正昭氏と共に、がんがん進めてくれる、頼もしい存在なのでした。

手書きの楽譜は、金井さん。
進ちゃんは、パソコンをフルに活用しての楽譜。どちらも、味があって、これまた面白いものです。お互いの持ち味、これが活かされるから、いいんだなあ。で、進ちゃんに依頼した曲は、

「NO SIDE」「手をつなごう」「何がある?」「HURRY!ホッターズ!」
「さよならしてもずっと」「勇気の一歩」「今 羽ばたく瞬間」「目覚める力」

まずは、「NO SIDE」から、いってみましょう!
現場の「ナッキー泣き山」さ~ん、よろしくお願いしま~す(だ、誰~?)。

はいは~い、こちら、現場の「ナッキー泣き山」です。
それでは、録音の様子をお伝えしましょうね。

いつもなら寝ている時刻なのだみなさん、時計をご覧ください。すでに、深夜に近づいていますが、まだまだ、録音は続いています。今日は、お昼前から始まっているせいか、みなさん、疲労が見え始めています。さすがに、緊張感は持続されているものの、けだるさは隠し切れないようですね~。ええ、ええ、そうなんです。バンドのメンバーも、パパが多いので、幼い子ども中心の生活になっている、今日この頃。う~ん、眠そうです…。

あ、頭の中だけがかわいいお坊ちゃまが、何か言い始めました。
ちょっと聞いてみましょう。

「なんかさあ、疲れちゃったね。そうだ!良いこと思いついた!こんな時だからこそ、元気なこの曲をやろうよ、ね、ね、ねねねのね!」

バンドメンバー、一斉に楽譜を取り出しました。
あ、しかし、みなさんの顔が曇っていきます。なにやら、反対意見続出の模様です。

「これさあ、止めようよ。明日の明るいうちにしようぜ。」
「だよなあ、だって、テンポが168なんて、この時間帯じゃ無理だよなあ。」
「音楽は、ノリが生命なんだぜ、ベイビー!」
「無理、無理!はい、却下!」

ユズポンズ顕在!あれ?向こうの人は?はいはい、解説しましょうね。
テンポが168というのは、一分間に168回、手をたたかなければならないという速さなんですね。30秒だと84回。10秒だと、28回。5秒で14回。1秒で、約3回!これを5分以上も継続というわけですからねえ。きついですね。

特に、ドラムスの方、そうそう、正昭氏です。ドラムス以外の、ベースの大和田さんやギターのけっさんだって、「ノリ」があるわけですから、これは、やはり、避けたほうがいいでしょうね。当然と言えば、当然すぎる意見ですね。

あ、まとまったようです。一人以外、全員反対ということで、結局、この曲は明日に回されました。え?その、お坊ちゃまですか?あ~、下を向いて黙ったままです。泣いて…は…いません。大丈夫です。ご安心ください、はい。

それでは、しょげているお坊ちゃまに、訊いてみたいと思います。
バンドメンバー全員に、いとも簡単に否決されてしまいましたが、今のお気持ちは?…じゃなくて、これは、どんなテーマの曲なんでしょうか?

あ、ありがとうございます、ぐすっ(泣いてるじゃん、やっぱねえ!)。
これはですね、ボクの勝手な思いなんですが、高学年や中学生にわかってほしいテーマなんです。自分自身、バレーボールもやってきたので、勝負には、つい、こだわってしまうんですね。ただ、試合が終わったら、お互いのチームは敵じゃないんだよ、それぞれを高めるための、すばらしいライバルなんだって伝えたいんです!わかりますか?誰かと比べられるって、好きじゃないし、意味はないと考えています。しかし、しかしですよ、目標にする人がいるって、なんとも、すてきじゃ~あ~りませんか!だからこそ、自分も伸びることができるんですよね。ね、ね、ねねねのね。ひいては、世界中が、そんな関係になれれば、世界平和につながる、ええ、ええ、わたくし、常日頃から、そのように思っているわけでございます。それでですね…。

あ、もう、このへんでけっこうです。
というわけで、現場の「ナッキー泣き山」でした。マイク、お返しします。

この調子で進めると、紙面が足りなくなりますので、次の曲は、普通に報告しましょうね(最初から、そうしてちょうだいな)。

昨年のサマーカレッジでも、参加してくださった方々に受け入れていただけた歌、そうです、それが「手をつなごう」なんですね。長崎の三和幼稚園、毎年、コンサートなどでうかがっている、かわいい子どもたちが育っている園なんです。あどけない子どもたちが、お坊ちゃまを見つけると、
「あ、ゆずりんだ!」「ゆずりん、ゆずりん!」と、声をかけてくれるんです。

ピカリンや、まっちゃんは、小さな子ども達に大人気!なんたって、一目見たら忘れられない、そんなキャラクターの持ち主でしょ?ピカリンは、がっちりしていて、あのお顔立ち!イラストにそっくり!(じゃなくって、イラストがそっくり!)。まっちゃんはと言えば、大きくて、頼もしい和尚さまのような、カッパ(?)。

お坊ちゃまは、平々凡々でしょ?黙ってさえいれば、でしょ、でしょでしょ?
それなのに、ああ、それなのに覚えていてくれるんです。ありがたいです。でね、その三和幼稚園のコンサートが終わってから、博多に移動する“特急かもめ”の中で生まれたのが、この一曲!それは、それは、あっという間にできたんですよ。あの子達が、手遊びしながら歌ってくれるのが見えたんです。

この方向でいこうぜ、ベイビー!レコーディングには、関東の子どもたちが来てくれて、まあ、元気よく歌ってくれました。千葉や埼玉のサマカレ実行委員会の仲間が中心になって、手伝ってくれたんです。聞きどころは、子ども達のコーラスの「やる気満々の声」!

こういうのって、その場で教えても無理なんですね。
そういう次元のものではなくて、日頃から培っているすべてが、表出されるわけです。いかに、「歌って楽しいよね。音楽っていいよね」と思える実践に包まれているか、そこなんですよ!わかってもらえます?そこの、奥さん、ちょっと、そこの、あ~た!(現場のナッキーさ~ん、お坊ちゃまを止めてくださ~い)

あ、取り乱しました。すみません。アレンジャーの進ちゃんいわく、
「アレンジかい?そりゃあ、俺さま得意のリズムをがんがん効かせて、ノレる雰囲気に仕上げたぜ、ベイビー!しかも、だんだん転調するんだぜ、ベイビー!」

さてさて、もう一曲くらいは、紹介しないと。
え~っと、じゃあ、「何がある?」にしようね。

今回の録音にも、全国各地から、たくさんの方が来てくださったんです。
しかも、手弁当!自主制作だから、お礼ができないというのにもかかわらず、関東はもちろん、静岡、山梨、関西からも、遠くは九州、奄美からも!しかも、みなさん、わざわざ、お土産持参で。この場をお借りして、お礼を。ありがとうございました(お髭お代官様、しっかり太りました~)。

全国からのメンバーなので、一緒に歌うコーラスだけじゃ、もったいないでしょ?そもそも、役者がそろっているんですよ。というわけで、いきなり「小芝居」をやっていただいたんです。テーマを伝えて、地域ごとにチームを急きょ結成し、考えてもらったんです。もちろん、各地のお国言葉でね。

まあ、それが、みごとにはまること、はまること!
短い、短い、短~い4小節しかないというのに、みごとに仕上げてくださったんです。もう、さすがとしか言えません。よくぞ、ここまで育ってくれた、うんうん、あたしゃ、うれしいよ。苦節18年、みんな、みんな、本当にありがとう!(現場のナッキーさ~ん、危険ですよ~)

でね、この曲を聴くときには、ひとつだけ、お気をつけください。
終わったと思ったら、大間違い!・・・はい、以上です(な、なんのこっちゃ)。

ふう、なんか今日は疲れちゃったなあ。
え?たったの3曲しか紹介できていないって!う、うっそ~!ま、いいや。だって、もう、くたびれたから~。続きは、まったねえ。ユッズヨ~ン。


今週末は三重県での歌謡大会、こりゃ、すでに満席じゃそうじゃ!
そして、来週は、いよいよ恒例の鹿児島~奄美大島じゃよ。鹿児島市内特派員の報告じゃと、火山灰の影響はないようじゃ。小さな小さな歌謡大会、こういうのが楽しみなんじゃ。一人ずつの顔が見えるでのう。奄美大島では、「ユウジョーンの誓い」と「みんなみんな輝け!」に独特の踊りをつけてくださったようでのう。早く、見てみたいのう。そうそう、奄美大島と言えば、「川○おばちゃん」!まったまた、なんか企んでいるようじゃて。これも楽しみじゃわい。思いっきり、あばれてくだされや!「チーム、○尻おばちゃん」!ほんでは、まったのう、ジッジヨ~ン!


夕刻過ぎのひとこま。まだ元気な時間であった。


一日も 早く収まれ 新燃岳 へんちゃか ぺんちゃか